決算記者会見する富山第一銀行の野村頭取(8日、富山市)

富山第一銀行が8日発表した2024年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比3.7倍の105億円だった。資金運用収益の増加と有価証券評価益の実現益の計上が前倒しで進んだことが寄与した。経常利益は同約3倍の148億円だった。いずれも過去最高益となった。

25年3月期通期の連結純利益見通しは、前期比2.5倍の130億円と10月の修正時から据え置いた。5月当初の予想からは10億円の上方修正となる。上振れた10億円の使い道について、8日記者会見した野村充頭取は「更なる企業価値の向上に向けて今後も検討する」と話した。

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