福島第一原子力発電所2号機では、11月2日、事故後初めて格納容器の外に取り出された直径5ミリほどの燃料デブリの放射線量が5日測定されている。
今後の作業員の被ばく線量などを考慮して1時間あたり24ミリシーベルト以下とする基準をクリアできていれば、燃料デブリを専用のコンテナに入れて、試験的取り出し作業は完了。その後は、茨城県の研究施設に輸送し、分析が行われる。
基準を上回った場合には、デブリを再び格納容器に戻す計画だ。
福島第一原発には、約880トンの燃料デブリがあると推計されていて、国と東京電力は2051年までの廃炉完了を目標にしている。
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