百貨店なのにモノは販売しない!?新たなイベントを初開催です。
大阪の百貨店「あべのハルカス近鉄本店」で行われた“あるイベント”…その名も『ぶつぶつ交換百貨店』。自宅にある「捨てるにはもったいない」ものを持ち寄り、ほかの参加者と物々交換します。今回のテーマは、絵本やおもちゃ、子ども服。子どもたちが目を輝かせて交換していきます。
参加した親子に話を聞きました。
「(Q何を持ってきた?)ボードゲーム。サンタさんにもらって。(Q何になったらうれしい?)ボードゲームが好きやから、そういう系があったらいいな」
ボードゲームは木のおもちゃに変わり、順調に物々交換を重ね…
「(Q何に変わりました?)ロバと棒を積むゲーム。新しいボードゲームになったから、楽しんでみたい。(Q交換したけどさみしくない?)はい!」
別の参加者が持ってきたのは、使わなくなった子ども服。早速、物々交換を開始。その後、無事、赤ちゃん用の人形と交換成立です。参加した人からはこんな意見も。
(参加者)「人にあげたりするよりこういうところに持ってきて、引き取ってもらう方が気持ち的には楽かなと思う」
近鉄百貨店ではこれまでにも、服の回収などリサイクルイベントを開催してきましたが、今回も楽しみながら地球環境に貢献できるSDGsな体験をしてほしい、という狙いです。
(近鉄百貨店販売推進課 浅野裕志課長)「(Qどうして百貨店が「物々交換」を?)物を販売するだけでなくて、その物を買っていただいたお客さまのストーリーをつなぐ意味でもこういう場を通じて、物に対する考えとか価値を考えるきっかけにして、地球環境の貢献に参加してもらえたら」
ぶつぶつ交換を通じて、自分にとって「不要なもの」でも、誰かにとって「価値のあるもの」だと気付けるかもしれません。
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