2024年のヒット商品、2025年のヒット予測に迫りました。
軽さが売りの布製ランドセルに、あまりの人気ぶりに偽物まで現れた緩い落ちゲー「スイカゲーム」。
毎年恒例、日経トレンディが選ぶ2024年のヒット商品ベスト30が、31日に発表されました。
売れ行き・新規性・影響力の3つの要素からヒットの度合いを評価し、30商品が選ばれました。
19位、斬新なネーミングが話題になった「ゴリラのひとつかみ」は、ふくらはぎに特化したマッサージ器です。
11位は「Live News α」でも注目した「未来のレモンサワー」。
フルオープンの缶の中に輪切りレモンが入った斬新さが受け、話題になりました。
8位は、火も電源も使わない設置型の蚊取り「シンカトリ」。
ひっくり返すだけで蚊を駆除する効果があるという常識破りで単純明快な設置法が消費者の心をつかみ、発売7カ月で270万個を出荷しました。
第3位は、Tポイントと統合され国内最大級のポイント経済圏として誕生した「Vポイント」です。
2位は、大谷翔平売れ。
大谷選手の人気から、本人の公式グッズやCM出演企業の商品、愛犬・デコピンが着けていたランドセルなど、プライベートの愛用品などが売れました。
そして1位は、新NISAと「オルカン」投資です。
2024年1月に投資額の上限拡大や非課税の期間が無期限へ変更されたことで、個人投資が一定の広がりを見せました。
オルカンはオール・カントリーの略で、全世界の株式分散投資できる投資信託がヒットしました。
日経トレンディ・澤原昇編集長:
物価高が続いてなかなか可処分所得が増えない中で、初心者層が誰もが投資をする時代に切り替わってきた。
気になる2025年のヒット予測では、目と耳で毎日を記録するウェアラブルAIデバイスが注目の1位に選ばれました。
2024年に「Live News α」でも取り上げた「ピックルボール」は、テニス、卓球、バドミントンを掛け合わせたアメリカ生まれのスポーツで、手軽に運動できる点が注目され、ランクインしました。
この他、ひと手間で手作り感を出せるコンビニの冷凍食品などが選ばれました。
日経トレンディ・澤原昇編集長:
個人生活にゆとりを生んでくれる商品群がすごく注目されるのではないか。便利な現代社会だが、実はその裏側で不足しているものが出てきてしまったり、そこにゆとりをもたらす商品・消費が発展していくのではないか。
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