LGBTQツーリズムを促進しようとアジア初となる国際会議が大阪で開催されました。
 
 10月24日、大阪市内で開会した「IGLTA世界総会」、IGLTAはゲイやレズビアンなどLGBTQツーリズムの普及を目指す組織で世界50か国以上から500人以上が集まりました。

 今回はアジア初の開催で、LGBTQの旅行者への環境整備などが話し合われました。

 日本文化に親しんでもらおうと、ミナミの立ち飲みスタイルで昼食を提供するなど力の入ったおもてなしをするのはLGBTQ旅行者の受け入れを進める大阪観光局です。

 今回の会議は観光局が誘致活動を行い実現しましたが、注目されるのは「ピンクマネー」です。

 「ピンクマネー」とはLGBTQの人たちの購買力を表す言葉で、子育てや教育にかける資金の負担が少ない分、旅行や外食への消費額が多いとされ、世界のLGBTQツーリズムの市場規模は30兆円以上ともいわれています。

 大阪観光局はホテルや飲食店に働きかけ、LGBTQの受け入れ環境の充実を進めてきました。

 (参加者)「LGBTQの方は、ナイトライフとかにぎやかな街を楽しみたいというひとが多いと思うので、その点で大阪は十分だと思います」

 取り組みは会場となったホテルでは、LGBTQへの理解を進めようと毎月1回、男性が派手な女性の恰好をしてパフォーマンスを披露するドラァグクイーンショーを開催。

 さらに…

 (スイスホテル南海難波 藤本輝紀ホテル支配人)「3年前から社員教育をはじめております。(LGBTQ)普通に接していく、彼らが考えていることを普通にやってあげるという事が一番大事」

 着々と進むLGBTQツーリズムへの対応。今回、国際会議を誘致した担当者はー

 (アウトアジアトラベル 小泉伸太郎社長)「偏見のない世の中。どういう方々が来ても楽しめるような気持にかわっていけばいいものになっていくのでは」

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