江田島市の温泉宿が中国地方で初めて国際的に名誉ある”ホテル業界のアカデミー賞”を受賞しました。

16日インドネシア・バリ島で行われた授賞式…。

「エタジマソウ」

”ホテル業界のアカデミー賞”とも呼ばれる国際的に名誉ある賞の3部門で選ばれたのは江田島市の温泉宿「江田島荘」です。

いまから3年前の2021年7月に開業した「江田島荘」。
少子高齢化や人口減少など地域活性力低下の課題を抱える江田島市が建設費用の一部を補助して生まれました。

コロナ禍のオープンでしたがSNSなどを使った発信などで県内のみならず県外からの宿泊客が増え、去年5月のG7サミットの際にはドイツの随行団も宿泊。それまでほぼなかった外国人観光客の宿泊が今年春以降、全体の1割以上に広がり、多くは5泊から7泊ほど連泊し江田島荘を拠点に島を巡ったり、県内の観光に出かけているといいます。

今月13日…。
広島空港には、スーツケースを手にした総支配人の姿が広島空港にありました。

【江田島荘・阿部直樹 総支配人】
「いまからインドネシアのバリ島に行ってきます」

今回、江田島荘が初めて授賞式に招かれた「ワールドラグジュアリーホテルアワード」は、旅行者や業界関係者など毎年30万人が投票する最高峰の賞で「ホテル業界のアカデミー賞」とも呼ばれています。

これまで国内では外資ブランドを中心に受賞歴がありますが、中国地方では「江田島荘」が初めて。そして、今回、3部門で選ばれました。

【江田島荘・阿部直樹 総支配人】
「1つがコンパクトながらもラグジュアリーな空間を届けるものと、ここに来たらすべてがそろっているオールインクルーシブホテル部門。もう一つが、高級温泉宿の部門では「世界最高位」という称号をいただいて。これは今回16施設国内からはノミネートされているが、世界最高位を受賞できたのは江田島荘だけということは、評価していただいたところかなと思う。

まだまだきょうこの時点では世界的にみても江田島という名前はまだメジャーになっていないと思うが、これからたくさんの方に訪れていただける場所にできるキッカケを今回いただいたと思うので非常にうれしい気持ちでいっぱい」

”世界最高の舞台”で響いた「エタジマ」の地名。
受賞の一報に江田島市は、「地域の魅力を活かすことにこだわった江田島荘がこうした名誉ある賞を受賞したことは、地元としても大変うれしい。これを契機に、ぜひ多くの方に江田島市を訪問し、魅力を体感していただきたい」と喜びのコメントをしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。