未来のモビリティ社会へ、スタートアップとともに歩みを進めます。

千葉市の幕張メッセで16日に開幕した「ジャパンモビリティショー2024」。

国内の大手自動車メーカーが、カーボンニュートラル社会の実現へ向けた様々な車を展示する中、トヨタ自動車が日本で初公開したのが、水素を手軽に誰でも運べる小型のカートリッジです。

重さは約8.5kgで、取り扱いに資格などは必要なく、発電のほか、水素を直接燃やして調理にも使えるなど燃料電池車の開発で培った技術が生かされています。

そして今回、会場の至る所で目にしたのがスタートアップ企業。

今回のモビリティショーの狙いの1つが、優れた技術やユニークなアイデアを持つスタートアップと大手企業を結び付けること。

出展した200以上の企業や団体のうち、約140社がスタートアップ企業です。

AI開発会社 株式会社Elith・村上孟史取締役COO:
自動車関連でスタートアップが参加できるイベントがなかったので、こういったところで機会をつかんで、今までなかったクライアントにリーチして、接点が持てればと思って出展しました。

自動車だけでなく、モビリティに関するものであれば何でもあり。

スタートアップならではのオリジナリティーあふれる展示が盛りだくさんで、会場内には興味を持った企業と直接商談ができるブースも。

徳島大学のブースで披露されていたのは、走って飛べる車の模型。

災害時の利用を想定していて、通常の道路は車として、道路が寸断されているところはタイヤがプロペラとなり、空を飛んで移動。

エネルギーを効率的に使うことで、より遠くの被災地にも行けるといいます。

徳島大学・山中建二助教:
実際に研究を進めていくと、どうしても予算が厳しい状況で。(こういう場があることは)すごく助かります。スタートアップで日本の技術、アイデアを持っている人たちを増やしていければと考えているので、非常に良い試みだと思っています。

スタートアップとともに歩む未来のモビリティ社会。

ジャパンモビリティショー2024は、18日金曜日まで開催しています。

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