最新のIT技術を集めたアジア最大級の展示会がきょうから開幕しています。最新の技術は私たちにどんな未来を見せたのでしょうか。

瞬く間にそろったルービックキューブ。AIを応用したロボットが必要とする時間は、最短でたったの0.305秒。この技術は今年5月、ギネスの世界記録を更新しました。

きょう開幕した最新テクノロジーの展示会「シーテック」。今年の展示は、実におよそ半分以上がAIを使った技術となっています。

なかには…

記者
「このように、私の感情を音楽にすることができます」

脳波から視覚や聴覚をデータ化。そこから生成AIがその人の感情を表現する「音」を作り出します。今この瞬間の気持ちがメロディーに。

東京芸術大学 後藤英 准教授
「最も正直な、うそ発見器になる。発達障害の患者さんも、感情を客観的に見て安定させるという治療に使えないか」

また、スポーツを支える技術も。

記者
「このように、自分のフォームの違いを比べることができます」

こちらは、映像から人の骨格を分析しデータ化。「体の使い方」について改善点をアドバイスしてくれます。

スポーツだけではなく、日本の伝統芸能「能」の身体の使い方も分析します。

富士通 HDT事業部 藤原英則 事業部長
「人の動きっていうのは、なかなかデジタル化するのが難しかった。伝統文化の継承であったり、健康分野への展開であったり、皆さんにご体験いただいております」

さらに、隣の会場では…

記者
「こちらのごみ収集車、いたるところにカメラが付いていて、AIが状況を解析します」

同時に開催されたジャパンモビリティショーでも、AIを使った車の展示が。私たちの生活の中でAIが活躍する未来がすぐそばまで来ています。

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