秋田県産の食材を使った商品をPRしようと11日、秋田市で商談会が開催され、県内外から訪れたバイヤーなどが加工品を試食しながら秋田の売り込みについて考えた。

商談会は、JA秋田なまはげと秋田市・潟上市・男鹿市の自治体で組織され、加工品の販路拡大を目指す協議会が開催した。11日は管内の食品製造業者など16社が参加し、県産食材を使って作った麺類・菓子類・調味料・レトルト食品などをPRした。

会場には、首都圏の百貨店やセレクトショップなど11社のバイヤーも訪れ、商品を手に取りながら説明を聞いていた。

関東から訪れたバイヤーは「物産展だと北海道や九州に押されがちかなと思うが、いろいろなメディアで出し尽くしている感じがある。秋田は出し惜しみしているのでは?なんて思うので、東京の人間が知らないおいしいものを教えてもらえるといいなと思う」と話した。

商品ブースの隣には商談スペースも設けられ、バイヤーは味見をしながら個別で商談に臨み、売り込み方を考えていた。

秋田市産業企画課の工藤珠美さんは「これまで商談したことのないような業種のバイヤーが来てくれた。厳選した業者と仕入れバイヤーで、より成約率が上がることを期待している」と話していた。

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