大阪・関西万博の開幕まで半年前。“走る広告塔”の役割も期待される万博の図柄入りナンバープレートの交付数は、最新の集計で約13万件。同時期の東京オリ・パラナンバーと比較すると、約18分の1にとどまっていることがわかりました。


◆万博ナンバーは約13万件

 国交省によりますと、2022年10月から交付が始まった万博図柄入りナンバープレートは、今年9月30日の時点で12万9444件。うち普通車・大型車が2万7232件。軽自動車が10万2212件ありました。


◆東京オリ・パラは焼く232万件

 いっぽう、開幕前同時期(21年1月31日)の東京オリンピックの図柄入りナンバープレートは合計232万3325件交付されていました。

 普通車・大型車で19万5794件。軽自動車がはるかに多く、212万7531件交付されました。


◆軽自動車ユーザーがポイント

 万博と東京オリ・パラで18倍もの差が出た理由、ポイントは軽自動車でした。黄色いナンバーの軽自動車ユーザーが「白ナンバーに見える」図柄入りを求めたとみられます。

 国交省に聞くと、「東京オリ・パラの図柄入りナンバーは当初、軽と普通車が同じ(白)デザインだったため人気があった」と話します。

 しかし今回の軽自動車用万博ナンバープレートは、黄色の枠が設けられており、軽と普通車でデザインが違っているということです。


◆伊東大臣「チケット販売に手ごたえ」

 11日、会見した伊東良孝万博担当大臣は、「万博の特別仕様ナンバープレートは多くの方に知っていただくという目的で普及を進めてきた。東京オリ・パラのナンバーと一概に比較できない」としました。

 いっぽう伊東大臣は、万博の入場チケットについて「10月6日時点で販売が約705万枚になり、手応えを感じている」と述べました。

 そのうえで「(ナンバー取得は)お金もかかるし、できればチケットをたくさん買ってくれたほうがいいと思うくらい」と話しました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。