9日の東京都心は、11月中旬並みの寒さになりました。気温の急降下で、頭を悩ませるのが「布団選び」。最新の便利な寝具を取材しました。

気温急降下で東京は最高気温17.4℃

東京都心の最高気温の推移をみると、7日(月)からスーっと下がり、9日は17.4℃までしか上がりませんでした。

朝から雨が降り、ひんやりした1日となった東京。8日の最高気温との差は8℃近くもあります。

横浜の最高気温が17.3℃、宇都宮が16.3℃と、関東各地で11月中旬並みの寒さとなりました。

半袖姿の街の人
「きのうは半袖でいけるかなって思ったら、きょうはちょっと涼しい。また暖かくなるようなこと言ってるじゃないですか。調整が難しい」
「寒いですよ。あんまり半袖いないなあと思いながら歩いてました。(部屋に)出してある洋服は半袖だったんで」

気温がガクンと下がった東京ですが、週末の3連休は25℃以上の夏日の予報。暑いのか?寒いのか?

気温急降下で「布団選び」は?寒くても暑くても使える最新寝具

寒暖差に振り回されるのは、日中だけでなく夜、寝る時も…

街の人
「毛布だと暑すぎちゃう」
「ずっとシーツを夏用のものにしてたんですけど、すごい寒くて。夏のシーツの上に羽毛布団で寝てます」

そんな悩みを解決する“ちょうどよい寝具”が今話題。都内の「ニトリ」に行ってみると…

記者
「ほんのりあたたかくて、ちょうどいいです」

「温度調整掛け布団」は、温度調整機能のある綿が、暑い時には熱を吸収、寒い時には熱を放出することで、いつでもちょうど良い寝心地に。

リバーシブルの敷きパッド「両面使える敷きパッド Nウォーム」は、寒い日はふわふわした生地の面に、暖かい日は裏返して、さらさらした生地の面でぐっすり。秋から春まで使うことができるため、便利で人気な商品だそうです。

ニトリ広報部 岩脇由依さん
「急に寒くなったり暑くなったりすることもあるので、1枚で使えたり1年中使えるという商品がいま人気になっています」

寒さと暑さを繰り返す、「ジグザグ天気」。9日の寒さのまま「秋本番」となっていくのでしょうか。

気温急降下で秋本番 秋の味覚は「リンゴ」が狙い!?

井上貴博キャスター:
東京の気温、2日(水)と4日(金)は30℃を超えていました。

気象予報士 國本未華さん:
平年は23℃ほどですが、一気に17.4℃と11月中旬並みの気温になりました。

オンライン直売所「食べチョク」代表 秋元里奈さん:
今年の秋におすすめの果物は、「ふじ」と「つがる」を掛け合わせたリンゴ、長野の「シナノスイート」です。

農家曰く、リンゴは寒いと糖度が増して甘くなっていくので、寒いほど美味しくなるといわれています。

去年、暑さの影響により不作でしたが、育て方や品種などを工夫して今年は回復してきていて、お手頃な価格で手に入るのではないかと思います。

井上キャスター:
去年から今年の1年間で方法を変えられる農家はすさまじいですね。

秋元里奈さん:
例年よりは少ないかもしれないということですが、過去最高レベルでひどかった去年と比べると、だいぶ盛り返しました。

猛暑の年の紅葉は…

井上キャスター:
今年の紅葉の見ごろはいつになるでしょうか。

気象予報士 國本未華さん:
朝に冷え込むと、徐々に色づいていく傾向です。

今年も各地バラバラではありますが、平年よりは若干遅いところが多い印象です。ただ、季節の進みが早い北日本は、落葉してしまっているところもあります。西日本・東日本は9月が記録的に暑かった影響もあり、進みが鈍くなっています。

関東寒さ解消 再び夏日も 三連休は広く秋晴れ

國本未華さん:
紅葉を進める上でも最低気温はすごく重要です。朝の気温が8℃以下になってくると紅葉は進んでいきます。

札幌は9℃、旭川は3℃とかなり寒いのですが、内陸も一桁のところが少しずつ出てきているので、紅葉にとっては良い冷え込みといえそうです。東京も10日朝は16℃と、ひんやりと感じられそうです。

3連休は気温が上がり、東京都心は25℃以上の予想です。

福岡は16日(水)に30℃と、西ほど暑い傾向が続き、夏日や真夏日もある状況です。

12日(土)~14日(月)の天気は安定して広い範囲で青空です。からっとしているので、秋を感じる方もいるかもしれません。

14日(月)は太平洋側に湿った空気が入るので、天気が崩れる兆しがありますが、おおむね晴れるでしょう。朝晩と日中の気温差が大きいので、服装などの調節が必要です。

9日に発生した台風19号の影響はなさそうです。

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<プロフィール>
國本未華 気象予報士
北海道室蘭生まれ、東京育ち
大学生で気象予報士、のちに防災士の資格も取得

秋元里奈さん
オンライン直売所「食べチョク」代表
神奈川の農家に生まれる

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