１０月８日、中国発の電子商取引（ＥＣ）サイト「ＳＨＥＩＮ（シーイン）」の英国事業の売上高が２０２３年に１５億５０００万ポンド（２０億ドル）に達し、２２年末までの１６カ月間の売上高を３８％上回ったことが、提出書類で分かった。ロンドンで３月８日撮影（２０２４年 ロイター/Suzanne Plunkett）
中国発の電子商取引（ＥＣ）サイト「ＳＨＥＩＮ（シーイン）」の英国事業の売上高が２０２３年に１５億５０００万ポンド（２０億ドル）に達し、２２年末までの１６カ月間の売上高を３８％上回ったことが、８日の提出書類で分かった。
グローバルデータの推計によると、昨年時点で英国はシーインにとって米国、ドイツに次ぐ第３位の市場。
同社はロンドン市場での新規株式公開（ＩＰＯ）を計画しており、関係者が先週明らかにしたところによると、数週間以内に投資家説明会を開催する。
中国の工場から直接消費者に商品を届ける低コストのビジネスモデルで急成長する同社は、スウェーデンのＨ＆Ｍなどファストファッション大手に圧力を与えている。
２３年の税引き前利益は２４４０万ポンドで、２２年末までの１６カ月間の１２２０万ポンドから倍増した。同社は２２年通年の業績を発表していない。
世界的な業績は公表していないが、コアサイト・リサーチの推計によると、２３年の世界売上高は３２２億ドルで、今年は５００億ドルに達する可能性がある。
ファッションブランド「ザラ」を展開するスペインのアパレル大手インディテックスの２３年度売上高は３５９億ユーロ（３９３億９０００万ドル）だった。
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