バス業界で運転手不足が課題となっている中、仙台市は自動運転によるバスの運行実験を10月20日から仙台市内で行うことを発表しました。一般の人も無料で自動運転バスに乗車できるということです。
仙台市内を走る1台のバス。電気を使って走るEVバスで、2月にまずは人が運転して運行実験を行いました。搭載されたカメラやセンサーで道路の状況や人の動きを分析し、最終的には運転手を必要としない「自動運転」の実現を目指しています。
仙台市 郡市長
「自動運転技術は路線バスなどの乗務員の不足、観光時の2次交通の確保など社会課題解決につながるものと期待している」
実験の結果、安全に運行できるデータが集まったとして、仙台市は本格的な自動運転の実験を10月20日から6日間行うと発表しました。自動運転バスは、国際センター駅と仙臺緑彩館、仙台城跡の区間を1日6往復し、一般の人も無料で乗ることができます。
バスの中では緊急時に備えて運転手が待機していますが、基本的には運転自動化システムが運転を制御するということです。仙台市は今回の実験データを踏まえ、来年度以降、完全自動運転を目指すことにしています。
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