女川原発2号機の安全対策工事の完了を受け、宮城県と立地自治体が10月5日、視察を行い、東北電力は11月上旬にも再稼働するスケジュールを示しました。

5日は村井知事と女川町の須田善明町長などが女川原発を訪れ、東日本大震災の約2倍の高さの津波に耐えられるという防潮堤などを視察しました。

視察の中で東北電力の樋口康二郎社長は、10月下旬以降に女川原発2号機の原子炉を起動し、11月上旬に再稼働するスケジュールを初めて示しました。

宮城県 村井嘉浩知事
「東日本大震災のときにはなかった安全対策がしっかりと着実にされているということをこの目で耳で確認することができましたので、再稼働をできる状態になっているなという思いを改めてした次第であります。小さなミスも、必ずしっかりとチェックをする。そして情報公開をする。そういった姿勢をずっと堅持していただきたいというふうに思います」

5日は重大事故が起きた際に原子炉格納容器の破損を防ぐための装置や、現地対策本部が置かれる建物などの視察も行われたということです。

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