日銀は2日、中央銀行の資金供給量を示すマネタリーベース(平均残高)が9月時点で前年同月比0.1%減の669兆4463億円だったと発表した。2023年7月以来、1年2カ月ぶりに減少した。日銀は7月の金融政策決定会合で国債買い入れの具体的な減額計画を決めていた。

マネタリーベースは金融機関が日銀に預ける預金(日銀当座預金)と世の中に流通する現金(紙幣と硬貨)の合計額で表される。マネタリーベースの内訳をみると、紙幣の発行残高は1.1%減の119兆4670億円、貨幣(硬貨)の流通高は1.4%減の4兆6973億円だった。

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