9月24日、肥薩おれんじ鉄道の鹿児島県出水市の野田郷駅で列車が脱線した事故は、国の運輸安全委員会による調査が続いています。

事故の影響で出水駅と川内駅の間の上下線で、25日の始発から運転見合わせとなっていて、再開のめどは立っていません。

24日午前11時半すぎ、肥薩おれんじ鉄道の出水市の野田郷駅で、新八代発川内行きの1両編成の下り列車の車両前方の車輪が脱線しました。

乗員と乗客12人に、けがはありませんでした。

事故の影響で出水駅と川内駅の間の上下線で、25日の始発から運転見合わせとなっています。

24日夜から国の運輸安全委員会の鉄道事故調査官ら4人が、肥薩おれんじ鉄道からの聞き取りや事故原因の調査をしています。

運輸安全委員会・長谷川淳鉄道事故調査官
「暗い中で、写真も十分撮ることができなかったので、特定が難しい。(調査は全体の)20%くらい。レールと枕木の調査をしたが、日の当たる時間帯にその辺りの調査も補っていく」

肥薩おれんじ鉄道では調査後、復旧作業を行い、安全確認が取れ次第、運転を再開するとしていますが、現時点で再開のめどは立っていません。

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