宮崎銀行は23日、配当を増額または維持する「累進配当」を2024年度から導入すると発表した。累進配当に加えて自己株式の取得も進めて株主還元を拡充する。あわせて25年3月期の配当を前期比10円増の年110円とする。
配当額と自社株取得額の合計額と純利益の比率を示す「総還元性向」を30%とする目標も設定。最大12億円の自社株買いを実施し、発行済み株式総数(自己株式除く)の1.9%にあたる33万株を上限に取得する。取得期間は5月13日から9月30日までを予定している。
同行がすでに公表している24年3月期の連結業績予想によると、経常利益が前の期比23%減の91億円で、同純利益は24%減の62億円。日銀のマイナス金利政策の解除による金利上昇などで業績が回復傾向にあり、25年3月期は増益に転じる可能性が高いという。
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