仙台市や名取市に本店を置く4つの農協が、来年4月の合併に向けた予備契約を交わしました。合併後の貯金残高は4445億円で、県内最大となります。

合併に向けた予備契約を交わしたのは「JA仙台」「JA岩沼市」「JA名取岩沼」「JAみやぎ亘理」です。

4つの農協はいずれも組合員の減少や高齢化など共通の課題を抱えていて、経営基盤の強化などを目指し、おととし11月から合併に向けた協議を進めてきました。

仙台地区農業協同組合合併推進協議会 藤澤和明会長
「新たなJAで果たすべき役割と組合の期待は、これまでに以上に大きくなる」

合併後の正准組合員は今年3月末時点で4万8866人で、貯金残高は4445億円となり、県内10ある農協で最大となります。4つの農協はそれぞれ今年11月に合併の可否を最終判断し、来年4月に新たな「JA仙台」が発足する見通しです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。