(ブルームバーグ):米国の最富裕層が暮らすフロリダ州パームビーチが、連邦政府に支援を求めている。最も著名な住民であるトランプ前大統領の警護費用が、1日当たり9万3000ドル(約1320万円)に急増したためだ。

2カ月前にペンシルベニア州で起きた暗殺未遂事件の後、パームビーチの警備当局はトランプ氏の身辺警護費用の増額を余儀なくされた。今月に入ってフロリダ州にあるトランプ氏の邸宅近くのゴルフ場で2回目の暗殺未遂が発生し、さらなる増額を求める声が高まっている。

パームビーチ郡の自治体トップであるマリア・サックス氏は「住民であるトランプ氏が選挙戦を開始して以来ずっと、われわれは警備を強化してこなくてはならなかった」とした上で、「混乱を招き、困難を伴うことではあるが、これは楽園での生活のためにわれわれが負担すべき費用だ」と述べた。

同郡は連邦政府に資金支援を要請している。サックス氏は、トランプ氏の警護費に関する支援を求めて、郡の警備当局と共に議員らに書簡を送ったことも明らかにした。

2回目の暗殺未遂を受け、シークレットサービスの問題を取り上げたブルームバーグTV

原題:Palm Beach Confronts Soaring $93,000 Daily Cost to Protect Trump(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2024 Bloomberg L.P.

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。