(ブルームバーグ):円相場は今後1-3カ月で1ドル=137-138円まで上昇する可能性が高いと、ウェストパックの通貨戦略責任者リチャード・フラヌロビッチ氏が予想した。米金融当局がハト派的である一方、日本銀行がタカ派的なためだという。

同氏は「米連邦準備制度は安心できるほどのハト派ぶりで、年内に最大100ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げを実施する可能性がある。これに対し日銀は、追加利上げを行うだろう」と指摘、追加利上げが見込まれる時期として12月を挙げた。

さらに、「これは確かに織り込み済みだが、それが現実となるとインパクトが生じ得る」との見解を示した。

米大統領選でハリス副大統領の優勢を示す世論調査も、ドル軟化を後押ししているという。

円が1年超ぶりの139円台に上昇、日米金利差の縮小観測で (1)

原題:Yen Will Rise Toward 137 Per Dollar by Year-End, Westpac Says(抜粋)

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