(ブルームバーグ):米資産運用会社アレス・マネジメントは不動産投資を手掛けるGLPキャピタル・パートナーズの買収を目指しており、交渉が進展した段階にあると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。実現すれば、近年のオルタナティブ資産運用業界では最大級の合併となる。
関係者によると、アレスとGLPは詳細を詰めている段階で、早ければ数週間内にも合意に達する可能性がある。特定の目標達成を前提とした最終的な買収額は、35億ドル(約4900億円)の前払いを含めて50億ドル規模になる方向だと、部の関係者は協議について話した。
ロサンゼルスに本社を置くアレスは、現金と株式による買収を検討しているという。関係者は非公開の情報であることを理由に匿名で話した。関係者の1人によれば、双方ともGLP経営陣とスタッフの長期雇用確保を重視している。
13日の米株式市場でアレス株は2.5%高の147.40ドルで終了。時価総額は460億ドルを超えている。
資産運用会社アレス、不動産投資GLPキャピタル統合を模索-関係者
オルタナティブ資産運用業界では、規模の拡大と新たなセクターや地域への進出を視野に合併が活発になっている。多様な投資戦略を単独で提供するワンストップショップを目指している。買収が実現すれば、アレスはウォール街でも特に関心の高いインフラストラクチャーの分野に触手を伸ばす。
原題:Ares Said in Advanced Deal Talks With GLP Capital Partners (1)(抜粋)
--取材協力:Dong Cao、Allison McNeely.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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