西日本フィナンシャルホールディングス(FH)傘下の西日本シティ銀行は9日、店舗での入出金手続きなどをタブレットで完結させる新たな窓口対応システムを、2025年3月にも全店に導入すると発表した。紙の伝票でやりとりしていた窓口業務をペーパーレス化し、顧客の利便性向上や銀行の業務効率化につなげる。
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新システムは7月から篠栗支店(福岡県篠栗町)など2店舗で試験導入しており、運用で大きな支障もなかったため全店展開を決めた。9日には白木原支店(同県大野城市)など6店舗でシステムが新たに稼働し、来店客は横に立つ行員の説明を受けながらタブレットを操作した。今後も1週間に6店ほどのペースで導入店舗を順次広げる。
システム刷新によって、入出金や口座情報の変更など32の業務がタブレットで手続き可能になる。西日本シティ銀の村上英之頭取(西日本FH社長)は「お客様が伝票を記入したり印鑑を押したりする負担がなくなり、事務手続きの待ち時間も削減される」と話す。
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