(ブルームバーグ):米連邦準備制度理事会(FRB)など規制当局は、銀行の資本規制強化案の大幅修正を近く公表する構えだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、銀行業界からの激しい抵抗を乗り越えたい意向だという。

450ページに上る修正は早ければ9月19日に公表される可能性があり、バーゼル3の最終化と呼ばれる米国の銀行資本規制の主要部分を再構築することになるという。関係者はプラン変更の可能性があるとして匿名を条件に明らかにした。

パウエルFRB議長

規制強化案が2023年半ばに発表された後、銀行業界は経済と低所得層の借り手に最も悪影響を及ぶと声高に主張。前例のないロビー活動を展開してきたが、今回の修正によって業界の懸念は和らぎ、業界との法廷闘争の可能性も回避される可能性がある。

修正案が公表された後、意見募集期間が設けられる。FRBと連邦預金保険公社(FDIC)、通貨監督庁(OCC)の広報担当はコメントを控えた。

原題:US to Propose Bank Capital Rule Revisions as Soon as This Month(抜粋)

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