東京地裁前=東京都千代田区(佐藤徳昭撮影)

自動車大手ホンダが法人契約していたクレジットカードを私的に使い、同社に損害を与えたとして、背任罪に問われた元社員、小島瞬被告(33)は22日、東京地裁(四宮知彦裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。

警視庁は2月、被告がホンダで勤務していた2019年4月~22年12月ごろ、計約2800回にわたって法人契約のクレジットカードを私的に使い、ホンダに計約4100万円の損害を与えた疑いで2度逮捕した。

同庁によると、会社には新型コロナウイルス対策などに使ったと伝え、実際はライブ配信アプリでの配信者への「投げ銭」や旅行などに使っていたという。

被告は23年4月に懲戒解雇された。

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