(ブルームバーグ):独SAPのユルゲン・ミュラー最高技術責任者(CTO)が9月末までに同社を去ることが明らかになった。不適切な行動が原因だという。

ミュラー氏は3日の電子メールで、過去の社内行事で自らに「不適切な」行動があったとして謝罪を表明。「責任を取って退任することが最適だ」と述べた。

同氏は2013年に入社、19年にはCTOとして執行役員に指名された。クラウドコンピューティングの顧客拡大を図り、SAPの「ビジネス・テクノロジー・プラットフォーム」を率いていた。今年4月には27年末まで契約が延長された。

SAPの担当者は、不適切な行動を巡る詳細についてはコメントを避けた。ミュラー氏とは直ちには連絡が取れなかった。

ユルゲン・ミュラー氏

原題:SAP’s CTO Mueller to Leave Company Over ‘Inappropriate’ Behavior

(抜粋)

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