埼玉県小鹿野町の地域商社は武蔵野銀行と連携し、ご当地キャラクターをかたどった菓子などを開発した。町の新たな特産品に育てることを目指しており、町内の道の駅で販売する。同行は顧客ネットワークを生かし、製造などを担う企業をマッチングした。

小鹿野町公式の「おがニャッピー」をかたどったクッキーなどを開発した(写真提供は武蔵野銀行)

日本百名山にも数えられる両神山をモチーフにした「両神山の四季煎餅」は1枚ずつ手で焼いており、地元の醬油を使って香ばしく仕上げた。小鹿野町公式のキャラをかたどった「おがニャッピー米粉クッキー」は米粉を主原料としており、バターのうま味も感じられるという。

商品を開発した地域商社おがのは、小鹿野町が2021年に100%出資で設立した。地域活性化に向け、町の魅力発信や雇用創出などに幅広く取り組んでいる。

武蔵野銀行は18年に小鹿野町と包括連携協定を締結。交流人口の増加や移住促進などに向けて町歩き地図をつくったり、ITセミナーを開催したりしてきた。人事交流も行っており、20年からは行員が町で3年間勤務し、23年以降は地域商社おがのに行員が出向している。

商品を販売する「道の駅 両神温泉薬師の湯」は、24年3月にリニューアルオープンした。武蔵野銀行は道の駅の活性化に向けても連携していきたい、としている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。