(ブルームバーグ):住友商事は29日、マダガスカル共和国で進めるニッケル生産事業「アンバトビーニッケルプロジェクト」について、同プロジェクトの運営企業が英国裁判所に債務整理手続きを申し立てたと発表した。

今回の取り組みは同事業の改善策の一環であり、同社広報担当者によると、清算の手続きではないという。同プロジェクトでのニッケル生産量はプラントの稼働率改善によってやや回復している。

同プロジェクトは不具合などで度々損失を計上していた。同社の上野真吾社長は7月のインタビューで、まずは半年から1年の間に落ち込んでいる生産量を回復させた上で、売却やマイノリティー出資への転換も含めてさまざまな検討をすると話していた。

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