27日から台風の暴風域に入っている奄美大島では被害が相次いでいるほか、鹿児島県本土でも多くの交通機関が運転を見合わせるなど影響が広がっています。


28日朝の鹿児島県奄美市名瀬では、公園にある大木が倒れ道路をふさいでいました。

台風10号の暴風域に入っている奄美大島では被害が相次いでいます。

消防によりますと、奄美市ではバイクを運転していた60代男性が風にあおられ転倒しけがをしたということです。

また、店舗のシャッターが強風で壊れたり、民家の屋根が飛ばされる被害も確認されました。

九州電力によりますと、奄美地方を中心に県内では午前11時現在、1万2000戸が停電しているということです。

轟木康陽記者
「午前8時前の鹿児島中央駅の改札前です。普段なら通勤時間帯ということですが、現在はあまり人の姿が見られません」

県内の各交通機関にも影響が広がっています。

JRの在来線は日南線を除く、県内のすべての路線で始発から運転を見合わせていて、九州新幹線も鹿児島中央から熊本の間で28日午後8時半以降は運転見合わせとなります。

このほかの鹿児島市では市電が始発から運休しているほか、市営バスと南国交通の路線バスは午後以降、順次運休する見込みです。

海の便はほとんどが欠航していて、桜島フェリーもこのあと午後0時5分に出港する便を最後に運航を見合わせます。

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