(ブルームバーグ):28日の債券相場は先物は上昇して始まった後、小幅安に転じている。流動性供給入札が好調で超長期債が堅調となった前日の流れを引き継ぎ、買いが先行。その後は日本銀行の氷見野良三副総裁の発言を控えて、利上げ継続に前向きな姿勢が示されることへの警戒感から売り優勢となっている。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、先週末の日米中銀トップの発言をこなした結果、「今週は売買高が少なくもみ合いになりやすい」と指摘。氷見野副総裁の発言については、タカ派的になりやすく相場の上値を抑える要素になるとみる。

氷見野副総裁は28日、山梨県金融経済懇談会であいさつし、午後に記者会見を行う。

日銀買い入れオペ

  • 定例の国債買い入れオペの対象は残存期間3年超5年以下、5年超10年以下、10年超25年以下、25年超、物価連動債
  • 買い入れ額はそれぞれ3750億円、4000億円、1500億円、750億円、600億円
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧 (表)

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