三井住友カードは27日、次世代移動サービス「MaaS(マース)」のスマートフォンアプリを開発すると発表した。クレジットカードのタッチ決済を採用する全国の鉄道やバス事業者と連携し、2025年3月にアプリ内で企画チケットを販売する。複数の事業者のサービスをワンストップで提供することで乗客の利便性を高め、公共交通でのタッチ決済の普及を目指す。
三井住友カードは公共交通機関向けのタッチ決済サービス「stera transit(ステラトランジット)」を提供している。新たなMaaSアプリでは、各事業者のサービスを横断的に利用できるようになる。観光地や商業施設の情報を提供したり、目的地までの複数の経路を表示したりする。
交通事業者には利用客の情報を共有する。年齢層や国籍といった属性に加え、乗降履歴や購買データをクラウド上で把握できるようになる。情報を複合的に分析することで、広告やマーケティングに役立つという。
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