この週末、南国・沖縄で発生した大大渋滞。
延々と続く車の列が目指す先は、沖縄発上陸という「大型スーパーコストコ」。

コストコの沖縄初出展に大盛り上がりのウチナーンチュ。

しかし店の外では、想定外の事態が次々と繰り広げられました。

南城市役所担当者:
(バスが)75分で回ってくるところが約10時間かかった。

近くのゴルフ場では、渋滞の余波で客がたどり着けず大弱り。
ゴルフ場の責任者は「驚き以外の何ものでもなかった。本当に恐ろしいなと…」と語ります。

店が誕生したのは、那覇市から南東に10kmあまり離れた南城市。

沖縄初のコストコフィーバーは、オープン前日からすでに始まっていました。

オープン予定時刻の24時間以上前から並んでいるという来訪者は「めっちゃわくわくします」「(目当ては)大きなくまさん」と語りました。

そして迎えたオープン当日の24日早朝、店にとっては想定外の事態が発生しました。

これまで“行列に並ばない県民性”とされてきた沖縄の人々がコストコ目当てに大行列。

あまりに多くの来店客が行列を作ったため急きょ、朝4時半にオープンを早めた沖縄初のコストコ。

そのお目当ての場所の1つが、大きなクマのぬいぐるみです。
コストコ名物・大きなクマのぬいぐるみをカートに乗せれば、誰もが笑顔。

さらに、コストコならではの圧倒的なボリューム感漂う精肉コーナーも大にぎわいです。

そして、訪れるお客さんが次々に買っていたのが、意外にもトイレットペーパーでした。

お目当てのコストコアイテムを手にレジへと向かうと、すでに大行列。

オープン初日から大盛況に沸いたコストコ沖縄1号店ですが、混雑は店の外でも発生していました。

駐車場の入り口からは、数百メートルにわたって駐車待ちの車がずらり。

信号を曲がったところでようやく車が途切れたかと思いきや、別の入り口を目指す車の大渋滞がさらに延々と続いていたのです。

駐車場は800台以上を収容できるといいますが、付近ではついに入場5時間待ちの看板が。

さらに、コストコ近くのゴルフ場でも困った事態が起きていました。

いつもなら、早朝からゴルファーたちでにぎわうこの場所。

しかし、コストコオープン当日は、ほとんどその姿が見られませんでした。

ゴルファーたちは「朝7時半集合だったんですけど、いつも(移動に)30分くらいのところを2時間半かかりました」「コストコ渋滞恐るべし」と話してくれました。

周辺の道路が大渋滞した影響で、予定の時間に着けなかったり、利用をキャンセルしたりする客などが続出。

コストコ渋滞の影響は、近隣住民の生活の足にも及んでいました。

渋滞に巻き込まれていた車は、南城市内を走るコミュニティーバスです。

ところが、南城市役所交通政策課の比嘉貴大さんによると、「55本運行する予定だったんですけども、22本しか運行できなかった」といいます。

地元の南城市民も、コストコのオープン自体は歓迎すると話す一方で、「(沖縄の人は)新しいもの好き。自分もその一人なんですけど、だからこそ行く時期は見定めないといけないのかな」と戸惑いを口にしました。

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