(ブルームバーグ):米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、利下げを開始する時期が来たと述べた。引き下げの道筋は「整然とした」ものになるべきだと強調した。

ハーカー氏は23日、カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムが開催されているワイオミング州ジャクソンホールで、ブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ「今こそ、そのプロセスを開始すべき時だ」と発言した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長も同シンポジウムで、「政策を調整する時が来た」と話した。

ハーカー氏は、いったん利下げを開始したら1回だけでやめないよう求める声を自身の連銀管轄地区で聞いていると説明。「私は『整然とした』という言葉が好きだ」とし、前日の発言を繰り返した。「プロセスを開始し、それを続けるべきだ」と付け加えた。

フィラデルフィア連銀のハーカー総裁、ジャクソンホールでブルームバーグテレビジョンに語る

ハーカー氏は失業率が急に上昇する「大きな」リスクは想定していないとし、失業率が5%超えるとは当局者らは見込んでいないとも指摘した。

経済成長を刺激も減速もさせない、利下げの終点については、3%近辺になる可能性があると述べた。

原題:Philadelphia Fed’s Harker Says Cuts Should Be ‘Methodical’(抜粋)

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