(ブルームバーグ):23日の東京株式相場は反落する見込み。日本銀行の植田和男総裁が国会閉会中審査で答弁するほか、米国でもパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演を控え、様子見姿勢が強い。テクノロジー株の比率が高い米ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が安く、国内でも電機や機械株が売られそうだ。

みずほ証券の倉持靖彦マーケットストラテジスト

  • 植田総裁の答弁やジャクソンホールでの講演を前に、きょうは横ばいで推移するだろう
  • 米国の流れを引き継ぎ半導体などグロース銘柄が弱く、ディフェンシブがしっかりするイメージ
  • 植田総裁の発言は、マーケットとのバランスを取った発言をすると想定している。マーケットを動かすに足る予想外な発言があれば、株式市場は為替の動きに沿って反応するだろう
  • 米国金利の上昇を背景に、為替が146円台に戻っていることは若干の安心材料
  • FRB幹部が段階的・計画的な利下げを示唆しており、パウエル氏が講演で0.5%の大幅利下げを示唆することはないだろう
    • 0.25%ほどの利下げを示唆した場合は、FRBが景気をそこまで悪く見ていないということでもあり、株式市場にとってはニュートラル

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