JA福井県は2024年産「ハナエチゼン」の生産者に支払う前払い金を、2023年より3600円高い1俵(60kg)あたり1万4800円に引き上げることを7月に発表しましたが、19日に臨時理事会を開き、さらに1200円引き上げ、1万6000円にすることを決めました。2度にわたる引き上げは異例の対応です。
       
JA福井県は7月の理事会で、2024年産の県産米「ハナエチゼン」について、コメを集荷する際に農家に支払う前払い金を、2023年より3600円高い1万4800円と大幅に引き上げることを決めました。
  
それから約3週間後の19日に開かれたJA福井県の臨時の理事会では、7月に決めた前払い金に、さらに1200円を上乗せし1万6000円にすることを決めました。結果的に、前払い金は2023年より4800円引き上げることになります。
 
JA福井県によりますと、一度決めた前払い金を変えることは異例で、さらに1000円以上の引き上げ初めてだということです。
  
JA福井県は2度目の引き上げをした理由について「全国的なコメの相場が日々高くなっていることや、県内外の民間の集荷業者の動向、現在の価格情勢と今後の予測などを踏まえて判断した」としています。
  
また、この後収穫を控える「コシヒカリ」や「いちほまれ」などの前払い金は、8月26日に開かれる理事会で決まりますが、いずれも引き上げ傾向だということです。

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