琉球銀行が13日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比79%増の20億円だった。売上高にあたる経常収益は13%増の177億円。貸出金利息収入が堅調だったほか、株式売却益が3倍の11億円と大きく伸びたことが寄与した。
銀行単体の本業のもうけを示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は2倍超の17億円に拡大した。資金利益に加え、重点事業と位置づける個人向けの相続コンサルティング業務や事業継承など法人向けサービス、カードビジネス関連手数料が順調に伸びた。
山入端裕哉総合企画部長は「重点3事業で成果が出ており、今回は及第点。今後も金融市場の動向に気を引き締めて臨みたい」とした。
25年3月期通期の純利益は前期比1%増の57億円を見込む。金融市場の動向を見極める必要があるとして従来予想を据え置いた。
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