福井地方最低賃金審議会は9日、1時間あたりの最低賃金を53円引き上げ、984円に改正するよう福井労働局長に答申しました。引き上げ率は現行の方式となった2002年以降、最も高くなりました。
 
福井労働局長に答申された2024年度の最低賃金は、現行より53円高い時給984円で、引き上げ率は5.69%で、4年連続の引き上げです。
 
引き上げ率が5%以上になったのは、最低賃金が時給で決まるようになった2002年以降初めてで、53円の引き上げも最高額となります。
 
審議会では「生計費が上がってるのを何とかしたい。一方で企業の支払い能力や地域間格差などを考慮し、総合的に判断して53円とした」と説明しています。
 
新しい最低賃金は10月5日から適用される見通しです。

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