ダイハツ工業による認証不正問題について、国交省は道路運送車両法に基づき行っていた出荷停止の指示をしていたダイハツ「ムーヴ キャンバス」「ロッキー」など3車種について、4月19日に基準への適合性が確認されたことから出荷停止の指示を解除したということです。これにより、不正発覚の直前まで製造していた全車種の27車種(型式指定取り消しとなったグランマックストラックなど3車種を除く)で出荷停止が解除されることになるということです。

 出荷停止の指示が新たに解除されたのは、いずれも軽乗用車でダイハツ「ムーヴ キャンバス」「ロッキー(HEV)」トヨタ「ライズ(HEV)」の3車種です。

 また、生産が終了した軽乗用車の「ムーヴ コンテ」、トヨタ「ピクシス スペース」、乗用車のダイハツ「アプローズ」トヨタ「iQ」の4車種についても、道路運送車両法の基準に適合していることが確認されたということです。

 ダイハツ工業では認証不正問題を巡り、27車種の出荷・生産を停止していましたが、今年2月~3月にかけて、京都工場、大分工場、滋賀工場で生産が再開され、残る大阪府池田市にある本社工場で「コペン」についても、4月15日に出荷が再開されていました。

 ダイハツ工業は、今後、仕入先や販売会社と密に連携しながら、準備ができ次第、順次生産・出荷を再開していくとしています。

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