八十二銀行が9日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比54%減の120億円となった。前年同期に長野銀行を完全子会社化し、特別利益に負ののれん発生益を計上した反動を受けた。経常利益は同42%増の168億円だった。3月に日銀がマイナス金利を解除した影響で貸出金利回りが改善し、貸出金利息が増加した。

単体では本業のもうけを示すコア業務純益(投資信託解約損益を除く)が19%増の153億円、税引き利益は32%増の104億円だった。

9日、日銀の追加利上げを受けた対応も発表した。9月2日に普通預金金利を0.02%から0.1%に、 9日に貸出金利の基準となる短期プライムレートを1.975%から2.125%に引き上げる。

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