トマト銀行、西京銀行、山陰合同銀行、鳥取銀行は9日、貸出金利などの指標となる短期プライムレート(短プラ)をそれぞれ0.15%引き上げると発表した。9月2〜10日にかけてトマト銀2.5%、西京銀2.525%、山陰合銀2.25%、鳥取銀2.25%となる。日銀が7月31日に追加利上げを決めたことを踏まえた。
短プラは信用力のある企業に適用する期間1年未満の短期貸し出しの最優遇貸出金利だ。中国地方では既に広島銀行、中国銀行、山口銀行ともみじ銀行が短プラの引き上げを発表している。
トマト銀行の企業向け融資のうち短プラ連動型融資は3割程度、住宅ローンのうち変動型は5割程度を占める。短プラが上昇すれば住宅ローンを借りる家計や企業の借入金の負担が増す可能性がある。
普通預金の金利については、9月2日からトマト銀と西京銀がともに0.02%から0.1%に引き上げる。2行は定期預金金利など、その他の円預金金利についても引き上げを予定している。
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