日清食品が販売する「カップヌードル」など5つの商品について、小売店に販売価格を引き上げるよう強要していた疑いがあることがわかりました。公正取引委員会は近く日清食品に対し行政指導を行う方針です。

 日清食品は、カップ麺などの希望小売価格について、おととしと去年の2回にわたり、5%~13%の値上げをしました。

 関係者によりますと、その際(おととし2月以降)全国の小売店に対し「カップヌードル」や「どん兵衛きつねうどん」など5商品について、小売価格を引き上げて販売するよう強要していた疑いがあるということです。

 日清食品は小売店に対し「ほかの店舗にも同じ要請をしている」と説明したほか、要求に応じれば、期間限定で小売店に安く卸す「特売」の際に価格交渉に応じるなどと伝えていたということです。

 公正取引委員会は独占禁止法で禁じている「再販売価格の拘束」にあたるとして、日清食品に対し近く「警告」の行政指導を行う方針です。

 日清食品はMBSの取材に対し「調査を受けているのは事実だが、調査中のため詳細についてはコメントできない」としています。

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