(ブルームバーグ):資産家デービッド・アインホーン氏が率いるヘッジファンド運営会社グリーンライト・キャピタルは、4-6月(第2四半期)に再び市場全体のパフォーマンスを下回った。投資家に送付された書簡で分かった。

グリーンライトの4-6月期の運用成績はプラス2.8%と、S&P500種株価指数のトータルリターン(プラス4.3%)を下回った。

グリーンライトは6日の書簡で、S&P500種の時価総額上位20銘柄と残りの480銘柄の間に存在する「奇妙な関係」を指摘し、「これが本物の強気相場なのかどうか疑問に思う」との考えを示した。通常の強気相場では大型株が上昇したら、より小規模の銘柄も値上がりするが、4-6月にこの関係は「崩れ、場合によってはマイナスになった」という。

同社は4-6月期の成績について「S&P500種株価指数との単純な比較は、最近あまり意味をなさなくなってきていることを示唆しているのかもしれない」と説明した。

一方、グリーンライトは、高級ファッションブランド、マイケル・コースの親会社カプリ・ホールディングス株のポジションを再構築していることも明らかにした。米反トラスト当局の反対にもかかわらず、同社とタペストリーとの合併が成立すると見込む合併アービトラージ(裁定取引)となる。

原題:Einhorn’s Greenlight Trails Market Again, Bets on Capri Merger(抜粋)

もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp

©2024 Bloomberg L.P.

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。