千葉興業銀行

千葉興業銀行が7日発表した2024年4〜6月期決算は、連結純利益が前年同期比9%減の21億円となった。長期金利の上昇で国債の損切りを進め、国債等債券関係の損失が膨らんだ。足元の市場の混乱を踏まえた投資信託の販売減やさらなる金利上昇による含み損拡大をにらみ、通期業績予想は23%減の57億円と据え置く。配当の方針も変えない。

本業のもうけを示すコア業務純益(単体)は33億円で3%増となった。資金利益は中小企業向けなど貸出金残高が膨らみ微増。実質信用コストは1億円の戻り益が出た。役務取引等利益は3%減の17億円となった。

同日、短期プライムレート(短プラ)を現行の1.85%から2%に引き上げることを発表した。同行は7月末の日銀の政策修正を踏まえ普通預金金利を0.02%から0.1%に引き上げることを決めている。定期預金金利も上げる見込みだ。

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