福島県地盤の東邦銀行は55歳以上のベテラン行員の賃上げを実施すると発表した。ベースアップ（ベア）や定期昇給などにより、最大21.5%、平均で10.7%引き上げる。全行員の18%にあたる350人が対象で、10月1日から適用する。
引き上げ幅は、職務に対する希望や意欲を聞き取り、職務内容に応じて決める。担当者は「これまで初任給など若手に手厚く分配してきた。離職防止や労働意欲向上のため、ベテラン層の賃上げが必要と判断した」と説明している。
10月1日に実施予定の全行員を対象にした平均7.7%の賃上げには織り込み済みという。
同行は5月に発表した6年間の長期経営計画「TX PLAN 2030」で、2029年度までに人的資本への投資を累計35億円としている。
【関連記事】
- ・東邦銀行、初任給「メガバンク超」へ HD化も視野に
- ・東北地銀、賃上げ競争で対応二極化 初任給メガ銀級も
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
