常陽銀行と足利銀行を傘下に持つめぶきフィナンシャルグループ(FG)が5日発表した2024年4〜6月期の連結決算は純利益が前年同期比18%増の183億円だった。法人向けを中心に手数料収入が伸び、国内金利の上昇も手伝って貸出金利息や有価証券収支も増えた。

売上高にあたる経常収益は同3%増の818億円、本業のもうけを示す2行合算のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は同1%増の225億円だった。預貸金利息差と手数料収益から経費を差し引いた対顧サービス利益は同24%増の138億円で、16年に両行が経営統合して以降の第1四半期で過去最高となった。

日銀の追加利上げ決定を受け、両行は9月2日から変動型の住宅ローン金利や融資金利の指標となる短期プライムレートを1.975%から2.125%に引き上げ、円普通預金の金利も0.02%から0.1%に引き上げる。円定期預金の金利引き上げも予定しているという。

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