三井住友銀行は2日、定期預金の金利を1年物でこれまでの約4倍にあたる年0.11%に引き上げると発表した。6日から適用する。日銀の7月末の追加利上げを反映する。定期預金金利の引き上げは3月のマイナス金利政策解除を受けた4月1日付の引き上げに続く動きで、水準の公表は3メガバンクで初めて。

1カ月〜3カ月物が0.025%から0.105%に、6カ月・1年物が0.025%から0.11%になる。2年物以上は0.12%〜0.3%に設定する。三菱UFJ銀行、みずほ銀行といった他の大手行も定期預金金利は引き上げを予定していると公表しており、各行が順次水準を公表する見通し。

大手行や地銀は7月末の追加利上げを受け、年0.02%だった普通預金の金利を一斉に0.1%に引き上げた。金利の上昇で定期預金の預け入れを検討する動きが広がる可能性があり、各行が三井住友銀の金利設定を踏まえて追随するかが焦点となる。

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