西日本フィナンシャルホールディングス(FH)傘下の西日本シティ銀行など九州の地方銀行は2日、普通預金の金利を9月2日に現在の0.02%から0.1%に引き上げると発表した。ふくおかフィナンシャルグループ(FG)も福岡銀行など傘下4行の預金金利を同じ水準に引き上げる。日銀の追加利上げを踏まえて決定した。

西日本シティ銀や福岡銀では、引き上げ後の預金金利は2008年以来の水準となる。各行は普通預金の金利を4月に0.001%から0.02%に引き上げていた。定期預金などの金利も引き上げを予定する。

西日本シティ銀は貸出金利の基準となる短期プライムレート(短プラ)の改定も検討する。福岡銀は「日銀の政策や市場金利の動向をみて総合的に判断する」としている。両行の短プラは現在1.975%となっている。

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