人材確保の一手に。大手回転ずしチェーンが技を競う社内グランプリを開催です。

 全国に約550店舗を展開する「くら寿司」。そのサービスや技で頂点を決める大会が開かれました。

 部門のひとつ“ネタ切り”は従業員が日ごろ培ったスキルやノウハウが試されます。参加店舗は鮮やかな手さばきで「皮ひき」を披露しました。手際の良さや見た目のきれいさ、規定のグラムかどうかなどが審査の対象です。

 3回目となる大会。なぜこうした社内イベントを企画したのでしょうか?

 (くら寿司広報部 小山祐一郎さん)「人材の確保といいますか、従業員に仕事に対してやりがいを持ってもらうのが狙い」

 背景にあるのは外食産業でも深刻な人手不足。くら寿司も社員の給与ベースを上げるなど採用強化に努めていますが、一方で、その社員らが辞めてしまわないようつなぎとめることも大事な要素。働きを評価し、モチベーションにつなげようというわけです。会場では勝ち上がってきた22店舗が参加し総合点を競いました。

 全国約550のうちナンバー1店舗に選ばれたのは、愛知県の「一宮尾西店」。20代の若手スタッフらが健闘しました。

 (くら寿司広報部 小山祐一郎さん)「機械化が進む一方で、人の手で最後を完成させるところに付加価値がある。よりよい多様な人材確保に努めることは、こうしたコンテストは会社としては大事だと考えています」

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