北洋銀行は31日、ハウス栽培のあぐりてーる(北海道富良野市)に2000万円を出資したと発表した。あぐりてーるはハウス11棟(合計約4.5ヘクタール)でミニトマトやアスパラ、キュウリなどを栽培している。当面の運転資金に充てる。同社の藤田勝博代表は「雇用受け入れや栽培規模拡大なども検討したい」と語った。
北洋銀とシンクタンクの北海道二十一世紀総合研究所(札幌市)、日本政策金融公庫が設立した「ほくよう農業地域活性化ファンド」を通じて出資した。北洋銀と日本公庫は別途融資も実行している。
あぐりてーるは2023年設立。ロジネットジャパンも資本参加しており、同社従業員1人を派遣している。ロジネットは帯広畜産大学とジャガイモ生産をしたり、北海道幕別町で大豆を生産したりといった実績がある。
物流会社としての農業参入について、ロジネットジャパンの橋本潤美社長は「農業の付加価値向上へ6次産業化にもチャレンジしたい。持っているネットワークや人材の活用など連携できることは常に探したい」と述べた。
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