山陰合同銀行が31日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比2倍の46億円だった。貸出金の増加による利息収入増に加え、前年同期に計上した外国証券の債券売却損がなくなったことが寄与した。25年3月期通期の業績見通しは据え置いた。

本業のもうけを示す単体のコア業務純益(投資信託解約損益を除く)は33%増の76億円。貸出金利息のほかコンサルティング手数料など役務取引等利益も伸びた。与信費用は85%増の22億円。貸出先の債務者区分の見直しなどに伴い、個別貸倒引当金として19億円を繰り入れた。

単体の有価証券残高は日本国債を中心に投資したことで、24年3月末と比べて2168億円増の1兆7751億円に増加した。満期保有目的以外の有価証券の評価損(連結ベース)は179億円増えて788億円となった。

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