利上げ観測にマーケットも揺れています。円相場は急速に円高にふれ、株価は下落しています。為替のディーリングルームから中継です。
きのう夜までは「利上げは秋以降の可能性が高い」とみていた市場は、深夜の利上げ観測に意表を突かれました。きのう夜は円相場は1ドル155円前後でしたが、現在は1ドル=152円70銭台まで円高が進んでいます。一晩で2円以上の円高進行です。
けさの東京株式市場では円高を受けて株価が下落し、日経平均株価は一時、500円を超える値下がりとなりました。
市場はきょうの利上げを急速に織り込んだ形ですが、関係者は「仮に日銀の議論が紛糾し、利上げが見送られた場合、逆に円安方向に進む可能性がある」と話していて、会合の結果と午後の総裁会見次第では為替・株価ともに荒い値動きになる可能性があります。
日銀は「金利のある世界」へ一歩踏み込む決断を下すのか、結果はまもなく発表されます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。